思い出の銀座 ―東京ぶらぶらの③―

なんか思い出の銀座って言うとレトロな本のタイトルのようですね。

銀座には以前朝日ソノラマの社屋が有りました。
私が最初にマンガのお仕事をしたのは当事月刊ハロウィンの増刊号だった『本当にあった怖い話』の読者体験談のお仕事。
現在は『HONKOWA』と言うタイトルで朝日新聞出版から出ています。
そしてオリジナルのお仕事が初めて載ったのは月刊ハロウィン。
当事東京に行った際にはよく編集部に窺いました。

夏コミの帰り当事の担当さんだったKさんとご一緒したんですが
「以前来た時に前のソノラマの場所分からなかったんですよ」
とお話したら
「色々周りも変わってるし分かりづらいかも」
ということで連れてってもらいました。

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ビル自体はそのままで二階までの外装が変わっていました。
見上げると確かにあの時のままの姿が。上階への階段もそのままで懐かしさもひとしお。
当時の自分を担当してくれたKさんと、こうやって見ることができたのはとても嬉しいことでした。

あの時。仕事を始めたばかりの頃に描いていた原稿を思い出すと冷や汗がでてしまいますが、それを描いていた時と同じ気持ちで今も原稿が描けることに感謝します。
また銀座に寄ったときにはぐるっと眺めて気持ちをリセットしたいです。

で。今度はお土産に木村屋のあんぱんを買って帰ろうと!
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水族館という非日常空間 ―東京ぶらぶらの②―

名前は知っていてニュースでもよく見るのだけれど一度も行ったことがなかったサンシャイン水族館へ。
関西人としては水族館といえば海遊館だったり須磨水族館。大きくて広いイメージです。
高い場所にあるってどんな感じかなーと思ってました。

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展示はやはりコンパクトなんですが、見せ方がとても素敵。
どのコーナーも飽きる事なく眺めてしまいました。

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一つ一つが小宇宙でした。万華鏡のようです。

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一番気に入ったのはクラゲ。青い水槽の中をふわふわふわ。
この浮遊感はいつまでも見ていたい。

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子供が小さい頃は水族館は定番でよく行ってました。
その頃も楽しくみていたわけですが、一人で好きな場所を好きなだけ眺めていられる贅沢な時間を楽しみました。

昭和の暮らし博物館へ ―東京ぶらぶらの①―

14日から16日にかけて東京へ。コミケットにスペースが取れたのでサークル参加です。
イベントも楽しみだったのですが、娘も短大生になったし、ここはちょっと一人で東京旅行を楽しもうと色々巡ってきました。

以前から一度見学をしておきたかった大田区にある『昭和の暮らし博物館』へ。

館長をされている小泉和子先生の著書は何冊も持っていて、昭和初期のお話を描く折には資料として重宝しています。

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写真でしか知らなかった邸内を自分で歩いてみるとさらになんとも、懐かしい空間。
小さい頃に住んでいた家は田舎のとても古い家だったので、その頃に見た建具や祖母が使っていた裁縫道具や鏡台や数々の着物と全てがシンクロして。部屋の空気がなんとも切なく愛おしく感じました。

夏の特別展示で戦中戦後の展示があり、見学で来られていた年輩のご婦人二人がガイドさんより詳しく当時のお話をしておいでで、お話が興味深くてついつい拝聴して、予定より長い時間を過ごしました。
うちの母より少し上の方かな。
「戦争が終わって。灯りの覆いを取ってやっと家族の顔を見ながらご飯を食べることができたのよ」
とおっしゃって。当時のお話はとても沁みました。

特別展は他にも戦前と戦後の変わりゆく結婚の様子が展示されていて、新妻の心得みたいなのが大きく変わっていくのが興味深かったです。
戦前のものは夫との家庭生活というより、姑とよりよく折り合いをつけて家に馴染み守っていくと言う感じかなー。
戦後は進みゆく核家族化が基調になっていました。
高度成長期に突き進んでいく時代、一気に奥様の姿も洋装に変わっていきます。
どちらも当事の婦人雑誌に掲載されていたようですが、ブルジョワな感じで庶民はちょっと事情が違ったろうなーと。

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屋内の展示は撮影禁止なので紹介できませんが、マール社から出ている【和の背景カタログ】に郊外の民家の項目で詳しく紹介されています。

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『昭和の暮らし博物館』ですから邸内にエアコンは無く。たっぷり昭和の夏の暑さも味わってきました。
ガイドのかたにうちわを貸していただいてとっても助かりましたわ。
今度は冬季のしつらえをまた拝見しに行きたいなと思います。

また昭和物のマンガ描きたいな。がんばろ。うん。